「体への気付き」の大切さ
「気付き」というテーマで、真向法ワンポイントアドバイス。
真向法第一体操から第四体操までのどの体操でもよいのですが、それらの体操を行う際に一点、共通して気にしておいて欲しいポイントがあります。
それは「体への気付き」です。
ちょっと聞くと簡単にできそうな気がするかも知れませんが、これが中々難しいのですよ…但しシンプルですがね。
つまりどういう事かというと、体操中に「何も考えないで今の体の状態を純粋に知る=気付く」という事です。これは中々難しいですよ。
というのは、体操中に「それまで教わったことをあれこれと考える」とか、「筋肉を伸ばしている時に『痛い!』と感じる」とか、そういう事ではないからです。
状態を純粋に知る=気付くとは、例えば第三体操で息を吐きながら前屈している時に、その息を「ハ~~」と吐いている事をずっと意識している、又はその股関節の筋肉が「グ~~ッ」と伸びていることをずっと意識しているとか、そういう事だからです。
ある意味では、こういう気付きの状態に自分が安定していられるのは、それなりに真向法が上達して余裕がなければ無理な事なのかもしれません。
どちらにしましても、この真向法体操を通しての気付きは、あなた自身の体を通して、体操のみならずあなたの意識をグレードアップさせる助けとなるポイントです。